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【フーファン考察用blog】 【日版ゲーム内すべてのネタバレ、本家の一部資料、または未実装情報等で占められています。】
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・宇宙、二つの恒星、ティアラ
 筆者があまり宇宙に詳しくないため、情報の列挙に留める。
 宇宙は、創始の神によって創られた。
 恒星韮斯持と、恒星摩尓斯が誕生する。
 そしてティアラが誕生する。ティアラは魚の形をした惑星で、二つの恒星の間を“∞”の字を描くように周回している。その時それぞれの恒星にしか向かない面があり、韮斯持の面はティアラが夢の力のかけらを飲み込んでいき成長し、文明があり繁栄していて、摩尓斯は混沌の側面である。
 おそらく混沌の部分は、神言八峰の向こう側なのではないだろうか。けれど精霊時代から山脈の向こうに別の世界があると云われながら、誰もその存在を証明した者がいない(メインスト)。また「混沌」は神霊として存在する。
 ティアラ自体、神としての認識もありそうで、ただの惑星と言えるのかは考える余地がある。

・文明文化
 文明的にはおそらく産業革命前後の近代に近いのではないか。身の回りにちらほらと機械などがあり、しかし根本的には大型の蒸気機械などが発達したような気配はない。そのかわり、原動力は幻晶石がほとんどのような気配がする。メインストでは幻晶石で動く船があったし、空輸する飛行船もあることから、かなりの運用があるようだ。
 なお、バイクや戦闘機なども存在しているが、原動力が幻晶石だとしても、ここまで技術力が発達しているものがあるのはリアルの技術進歩ではありえない。ファンタジー、あるいはメタでもいいが、ここは魔法も使えた精霊族のオーパーツとしても、いまのところ反対材料はないような気がする。こちらのほうがシナリオに沿っている。
 政治形態だが、珍しいことに、中世の形態そのままのようだ。ファンタジーはだいたい近代に近いのだが、フーファンは、国はあるが君主が乱立している封建的だ。訳が国王、皇王、皇帝、天帝の区別がついていないのもあるが、それにしてもグルイラオ、光耀大陸周辺にあきらかにそれぞれに所属している気配があるのに君主が立っている場合が多い。
 光耀大陸が一番分かりやすいだろう。望京に神君がおわすが、玉京の君主は不明だが、帝京には皇帝がいる。大陸概要によると光耀は神君の統治となっているから、おそらく帝京は神君を王としているのだろう。
 皇室料理人ギルドのグオイラオ支部ができた理由も、ヒレイナに君主がいるかは不明だが、自治が強いのならそれをなお強固にする理由もあったかもしれない。
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 桜の島が不可思議な国すぎるのは、なにかしら感じているユーザーもいるのではないだろうか。メインストで問題が解決したように見せかけて、後から後からエピソードが出てくるので情報過多である。摩訶不思議。
 そもそも桜の島が出来た理由が、世界の謎に迫るところの余波だった。精霊族が邪神オクタヴィアを封印するため神言八峰を召喚したさい、隆起してできたのが桜の島だという。
 邪神と神言八峰についてはほぼ大陸概要にのみ説明がされていて、後述するが大したことはわかっていない。
 大陸概要でも不思議な描写が多い。まだまだ目が離せないようだ。
存在するのか?対堕神戦線
 トックックが桜の島出身であるという記述がエピⅤにある。ニュアンス的に彼のエピソード全体が桜の島での出来事だというが、トックックの召喚された時期があまりにも早いため、他のエピとも見比べられない。
 ただ、桜の島にあったとする堕神防衛戦線の記述が大陸概要にない。光耀大陸の天城などは詳細に書かれているのに、だ。
 実は似通った記述がグルイラオにある。旧城の遺跡、風なき密林の大規模な討伐作戦である。話によると北部防衛の指揮のミスにより防衛ラインが崩壊し、堕神は密林のそばにあったカロン城まで到達した。生き残った人々はヒレイナか、一部は桜の島に逃げたと言う。
 この話と混同されているのかと思うが、グルイラオの旧城の話は時期がわからず、トックックエピは前述したようにほとんど食霊がいない時期であるため、関係者である遠く離れた太雲観の面々しか今のところ出てきていない。

邪教と疫病と犬神と
 犬神が覚醒した年代はしっかりと言及されているので、確定とする。
 いつ頃これが問題になり、島主との抗争が始まったかということである。王暦三〇〇年前後はすでに危ない地域だということが、少なくとも食霊の間では常識になっていたようだ。同時にグルイラオやパラータなどの各国との国交も止まり、神秘の国になっている。
 堕神被害はおそらくかなりあっただろう。けれど、実際のところどこまでの被害かはわからない。メインストーリーでは葦原と黄泉は疫病と堕神化で人間は全滅したということが分かったが、おせちやうな丼の皇家が治める国はどうなっているのか、また大陸概要には載っておらずどの辺りかというのも不明である。
 被害が深刻だった黄泉・葦原の話だけに限定する。治めていた島主が犬神と抗争を始めたのはいつ頃かというのは、おそらく断定できない。物事が流動的だった可能性があるし、メインストが終了したためこれ以上の情報は出ないものと考えた。
 はっきりと分かるのは、島主が敗北し、息子蝉丸に譲り、葦原に逃げた四三七年頃ということだけだ。この頃に疫病が流行りだした。犬神が語るが、堕神との争いで死んだ人間の遺体が放置されたままになり、それが原因だということだ。
 この疫病についてだが、疫病という単語が出たのは、別に湖畔の小舎(龍神イベ)がある。邪教が流行らせたという話だが、桜の島なのか。それにしては継続して邪教の活動の気配がないことが気にかかる(余談だが、桜の島と邪教の気配がある村で「神の花嫁」の儀式が点在している。しかしどちらも古くから行われていることであり邪教とは隔絶している。松鼠桂魚エピ、マルガリータエピ)。しかし、テキーライベの時点で、「やつら」が光耀大陸に勢力を伸ばしつつあることが分かっている。「やつら」が邪教なら、ならばどこからやってきたのか。情報を法王庁にもたらしたビールが桜の島に向かい、鳥居私塾に協力を求めに行ったのなら(ビールエピ)、やはり桜の島が拠点だったのか。
 疫病が邪教のものの手によるものだとして、犬神の覚醒には関連はないのだろうか?堕神が発生する理由も不明だが、蛇君は人為的なものだが、犬神の覚醒は本人が語れるほどはっきりしたものだ。学院もその事実を断片的に知っているようだが、真実はどうだったのだろうか。納豆は、犬神に会ったりしていないだろうか?エピソード未実装である。

存在しない料理御侍~鎖国~/ありえないニアミス/時空が歪む寿司刺身エピ
 メインストで桜の島についての寿司の説明に、犬神と戦ったころに料理御侍はいなかったという言がある。蝉丸については彼女たちが召喚されているため省くが、ともかく筆者は桜の島に伝統的に料理御侍がいなかったのかと勘違いをした。けれども、のちに開催した紫陽花イベでは、桜の島支部として料理御侍ギルドがあった。紫陽花イベは二三四年以降、メインストは五一六年である。その間に料理御侍がいなくなったと考えていいだろう。散々書いたように三〇〇年頃の桜の島鎖国にともなって、支部は撤退したものと思われる。
 なお、唯一の料理御侍の島主蝉丸は、黄泉敗走以前にざる蕎麦を召喚している。おそらく蝉丸は戦い方が分からずその結果逃げたことになるのだが、ざる蕎麦エピには、サイモンの姿はあっても、寿司刺身の姿が見えない。どういったことだろうか。
 ニアミスがあったのだろう。ざる蕎麦は一時期蝉丸に疎ましがられて別居している。その間に寿司刺身姉弟を召喚したのだろう――にわかには信じがたいニアミスだ。
 もうひとつ、寿司刺身エピの謎がある。いつ頃かがわからない。鳥居私塾に刺身を通わせ、寿司は紅葉小舎に居候している。どら焼きエピが同じ時期だが、どら焼きたい焼きがほかに出ているのはビールエピで、その時刺身はその場にいない。その時ビールがどら焼きの寿司に対する気持ちを揶揄するシーンらしきものがあるのだが、寿司の名前は出ていないので確定ではない。
 寿司刺身姉弟は、ほかの私塾のメンバーと同じで、行く宛がないため世話になっている状況だ。寿司のエピで、御侍に死なれたあとに紅葉小舎に来たということが書いてある。ビールエピに間に合うように考えれば、三〇〇年前後には紅葉小舎に来ていて、おそらくサイモンが葦原に現れる五〇三年前後に蝉丸に召喚されていることになる。十分なタイミングだが、ざる蕎麦とのニアミスといい、桜の島周辺で二度の召喚といい、なんとなく収まりが悪い気がするのは筆者だけだろうか。もしや、寿司刺身のエピは主人公が去った後の話かとも思ったのだが。

壊滅?皇家?鳥居私塾?
 黄泉を犬神が平らげ、葦原の人間を蛇君が狂わせ、桜の島は壊滅したように思われた。大陸概要には南北の島に分かれてそれぞれ黄泉と葦原と呼んでいると書いてある。けれど、三〇〇年ちかく全土で堕神の被害を受け続け、料理御侍もほとんどいないわりには、出身の食霊の数が多い。
 鳥居私塾はメインストにも出てきており、さんまの塩焼きには御侍がいる。少女のように見えてしかしオリビアの古い友人と、謎が多いため小夜の復活くらいには考えてしまう。
 かりにグルイラオから移り住んだ人間だとしても、そうするとつまり、人間のまま生活している者もいるということだろうか?
 桜の島の食霊のグループで、鳥居私塾・紅葉小舎以外にまとまったところがある。皇家の食霊であるおせちと、将軍の食霊であるうな丼、彼女たちの周辺の関係食霊だ。この皇家がどのあたりの国を治めているのか大陸概要ではわからない。ただかなり大きな国であるようだ。うな丼はかなり顔が広く、今後も食霊が増えそうである。そして、創世日祭典では、土瓶蒸しが景安商会と取引できるほどの力が桜の島にあることが分かっている。
 つまり、周辺には、まだ人間の国が残っているはずなのだが……主人公はまっさきに蛇君に会いに行ってしまい、諸国漫遊はしてくれなかった。
 食霊を召喚した人。
 「普通の人間より夢の力が強い」。ので、夢の力を使って召喚・契約していると推測。
 また、人間以外でもなれる。人間以外が召喚した例は、さんまの塩焼きの御侍の猫叉、あるいは氏神。あとは噂だがサイモンが人間でないという話があり、しかし料理御侍でソフトクリームを召喚したとも聞いたが定かではない。
 正直、プロフィールの初期アイコン、メタネタだと思っていた。
 料理人が料理御侍(食霊を召喚する人)になりやすいのは、「完璧な料理を作ること」が該当の料理の食霊を召喚しやすいからだという(紫陽花イベ)。最近の一般の認識だと料理御侍ギルドに所属している人、くらいかもしれない。
 オリビアが戦闘支部隊長で、主人公御侍が支部長、イキがなりたいのは、人類史で最初に出来たグルイラオの皇室料理人のギルドのメンバー。厳密にいうと主人公御侍はギルメンではない。
 料理御侍は、特に黎明期の頃一種の社会的ステータスを持っていたようだ。王侯貴族が召喚に成功して褒め称えられる一方、ただの料理人が食霊を召喚し、貴族たちから迫害や追放などを受ける場合も。国に一人もいなければ国自体の存続もかかっていた(フォアグラソテーエピ、パスキャス、時レクなど)。
 御侍が社会的ステータスになった理由は、霊火が出来るまで、量産が難しい幻晶石をおそらく皇室料理人ギルドが独占していたからだろう。今のところ幻晶石の採掘場所として上がっているのはナイフラストの地質調査所しか出てない。全世界で産地が地質調査所しかなければ、ゲームシステム上のレアリティも頷ける(だがレートが高すぎるのは一言申したい)。
 ゲーム本編時点までに存在として確認できる神は、創始の神、邪神オクタヴィア、混沌、神君、パティ、武夷大紅袍、小夜。
 中華フェスにて、餃子と佛跳牆の会話から、ティアラも神であるとなっている可能性がある。法王庁の神は概念の話であって、実在しているものではないとし、今回は省く。また、神恩理会の神はわからないが、ドーナツが理論としての神を許容している。混沌の絡みをみると創始の神ではないだろうかとも思うが、現時点で確認できていない。
 武夷大紅袍も神と言われているが、エピソードが実装されておらず不明。キャビアの言う虚空の神は、彼のみの言であり、今のところなにについて言っているのかは不明であるので今回は省かせていただく。
 SPライスも女神であるのではないかと疑っているのだが、シナリオの日本上陸を待たれる。
 神君、パティ、小夜に関しては神となるプロセスはほぼ一緒で、彼らを祈る人がいることでその存在が確立されるようだ。
 パティは、もともとはパラータ王都周辺の土着信仰の孔雀の神だが(王家の存亡が怪しいため、そちらでの信仰は疑われる)、北荒集落の人々の心の支えにもなっている。さんまの塩焼きを召喚した小夜は、猫又で氏神と同一視されたため祀られ、周辺地域の過疎により、ついに消滅した。
 神君は、光耀大陸の望京にいる。長過ぎる生ゆえに、四〇〇年の周期で代替わりをする。対になる神官がおり、その神官の一生分の祈りを捧げられ、特別な力を持った神となる。玉京動乱からみると、光耀大陸の国々は、一定の信仰と権威を神君に見ているのだろうと思われる。
 白虎の名前はゲームの大陸概要にある。王暦三年以降に天城を築き、堕神の侵攻を防いだという。今代は朱雀となっている。
 祈りによる神についてはある程度分かっているが、創始の神はじめ、人間の目に触れない神の実態はほとんど不明なので語れない。
 ゲーム内で創始の神の記述があるのは図鑑の大陸概要のみ。年表に関しては本国資料からであり、間違いはないがシナリオの中で語られてはいない。いつかメインストーリーで出ると信じたい。
 創始の神はつまり宇宙創造の神だが、ティアラの紀元戦争が契機で眠るようになったのなら惑星はティアラのみの可能性が高い。
 こうも考えられないだろうか。前述した祈りのプロセスが適用されるなら、信仰していた精霊族がほぼ絶滅した紀元戦争以降、誰も祈らなくなり力が激減した。
 そして、食霊と堕神の件や、人間が蘇生できないところを見ると、創始の神の庇護に人間は入らないということだ。そして、人間が支配するティアラを諦めたのではないかという仮定を立ててみる。
 邪神オクタヴィアについても何一つ記述がない。大陸概要と、邪神については存在がメインストに触れられているのみ。なぜオクタヴィアなものが邪神となったのかもちろん不明だ。
 いくつか気になる点がある。白トリュフエピで混沌を召喚しようとした邪教は、ある堕神を信仰しているという。邪教によって信仰されているなら、その堕神も神である可能性はある。つまり、ドーナツたちは堕神としているが、神話生物が堕神になる例もあることであるし、邪教の信仰する堕神と邪神オクタヴィアは同じものではないのだろうか。
 そして、邪教が混沌を召喚しようとした理由は、邪神を呼び出そうそしてではないか、つまり混沌を完全に召喚してしまえば、邪神が発生するのではないか?という推測をした。邪神オクタヴィアは混沌を召喚したのではないかということだ。
 混沌については、神霊であるという記述が白トリュフエピにある。混沌については後述するティアラなどにも関係が深い。筆者は本国資料から混沌というものは状態を表すもので、例えば文明がほとんどなく、人間は住めず堕神が大量にいるようなところだと思っていたのだが、「混沌」が霊体あるいは、神として存在しているのなら話が違う。
 そして、混沌は中国神話に登場する。万物創世の初めは混沌であったという。こちらもほとんど神格化しているため、モチーフはこれだろう。
 本国資料とすり合わせるなら、混沌は神言八峰の向こう側にいることになるのだが……
 そこで思いついたのが、邪神遺跡である。邪神遺跡はライフラストの極寒の地から、神言八峰の麓である氷涙湖のそばにまでまたがる遺跡で、学院が調査しているが全貌は見えていない。そしてユーザーにとっては泣くも笑うも堕神次第、熾烈なランキングを毎週繰り返すあそこである。神言八峰の直ぐそばであり、神言八峰には邪神が封印されている。つまり、混沌にも近いのではないか?一〇〇階にわたり出現する大量の堕神は、つまり混沌を見るなりした生物や人間、あるいは食霊ではないだろうか。堕神遺跡ではなく、邪神遺跡となっているのがものすごく不思議なのだ。
 ティアラは神か、ということは中華フェスにすこし出ていた会話を筆者が曲解したかもしれない。ただ、夢の力を蓄えた惑星というのが、この世界ではどういう位置づけなのかは気になった。


200705に新しい情報ととともに記事投げました。
 フーファンに数ある謎で、これほど巨大なものはないと思う。
 イベントの度に〇、〇一パーセントの確率に泣き、一〇〇連回してもお目当ては来ない、石と玉ねぎの残数と制限に発狂し、天井回してももちろん自引きなんて夢、強いURだと知っていても完凸できない――シナリオ上、このシステムがいったいなんなのか、まったく説明がされていない。
 召喚についてわかっていることを挙げる。
 料理御侍が食霊を自分のもとに呼ぶこと。おそらく夢の力を使ってするのだろう。また、その補助で幻晶石や霊火を使うと想像できる。
 召喚は人間食霊ともに、突然あるいは偶然の場合がある(カニみそ小籠包、フォアグラソテーエピ等)。料理御侍が強く願えば、姿や性質など望んだ形の食霊が来ることも(ミルフィーユエピ、おせちエピ等)。食霊の姿にも影響し、召喚された時にティアラの料理の歴史や形などがフィードバックされる(ビールエピ)。
 召喚というからには、どこからか食霊を呼び寄せるのだろうが、堕神が生まれてから人間の手に寄って「創られた」食霊は、おそらくティアラには存在しないものだ。ではどこから呼ばれるのか――召喚され食霊が言うことには「この世界に来て」(ビールエピ、紅茶エピ、たい焼きサブスト)、だそうだ。別の世界については後述する。なお、御侍を失っても食霊たちはティアラにとどまり続け、別の料理御侍の召喚に応じて契約することは多々ある。
 そして、ティアラにその料理が生まれないと召喚されない(クレープエピ)。
 なお、モクセイケーキに関して、彼女が消失したとして、そうなると一度ティアラから消失し、再度召喚されたことになる。またライスが二号実験体ならば、破棄命令が出されているので、何らかの理由で再召喚され、主人公と出会っていることになる。
 こうやって、たしかに召喚されて食霊はティアラに存在しているのに、その召喚という方法については何も記述がない。
 例えば理論、その方法が生まれた時代、経緯、メソッドなど、契約、食霊は魔導学院で生まれたとはっきりと書かれているのに、召喚だけは不明である。おそらくシナリオ的に最重要事項で、現在も伏せられているのだと思うのだが……
 召喚について、方法がわからないがゆえになんともいえない不思議な事例は、前述してあるものばかりだが挙げておく。
 カッサータ、ふぐの白子エピ。状況が酷似している上に、御侍が誰かもわからない状態で、人間側から「まだ使えそうですね」という発言。言葉通りなら、契約はもともとなされているはずだが、カッサータに関しては、御侍は初めて食霊を召喚したはず。なお、カッサータは以前からティアラにいたような言動をしている。
 モクセイケーキは前述したとおり。どうやら食霊の核となるものがあるらしく(ターダッキンエピとの話、未確認)、それが健全に残っていれば身体は――霊体もだろうか――再生するようだ。モクセイケーキは以前の記憶がない状態である。
 尖ったエルフ耳の食霊がいるが、マティーニが「種族」と言っているため、特別なグループではないだろうかと推測する。前述の通り、精霊族だろう。なぜ精霊族であるはずの彼らが食霊として召喚されているのか、もちろん現時点で不明。
 対堕神兵器として学院で創られた実験体の召喚いかんも、謎といえば謎である。召喚が先か創造が先か、という話になる気がするのだが。
 もう一点、確認したいことがある。それは契約と召喚はセットなのかということだ。
 召喚しなくても、目の前に食霊がいれば契約ができるのは各ストーリーで見受けられるが、召喚された場合、自動的に契約がなされるのかということは明言されていない。
 水信玄餅が紗良と契約した際、召喚はされているけれども契約の意思を確かめる会話がある。もし契約されていなければ言葉通り、契約がされていたとしても、簡単に切ることができるなら食霊の意志を確かめることは有意義だろう。けれど、契約されていておいそれと切れないものなら、この会話に意味はないし、また紗良の性格からこういった会話をしない気がする。契約の強制力については前述したとおり疑問だらけである。水信玄餅とは真逆のパターンがカッサータだが、エピについては語ると長いので前述のとおりとしておく。
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