明確な説明はされておらず、ストーリーの根幹をなす要素の一つのわりには謎の部分が多い。
学院で作られた技術であり、料理御侍が食霊ともに戦うために必要不可欠なもの。契約というからにはなにかしらの約束事を交わすのだろうが、一体その内容はどうなっているのか、まったくの不明といっていい。
描写を見ると、御侍が食霊を召喚し契約、契約の存在は食霊は感じ取ることができるようだが、御侍側はわからないようだ。自動的に切れるのは御侍が死亡したとき、契約が切れたと感じられるようだ。
契約が作られた時期は麻辣ザリガニのエピソードで判明している。三一年に技術が完成し、食霊への埋め込みが成功している。契約は後発技術だ。対堕神兵器が創造されたのが二二年であり、九年間契約がない状態で「対堕神兵器」が存在していることになる。その間、麻辣ザリガニは研究室を脱走している。契約がない時点で脱走などもあり、すべての食霊に埋め込まれているのか、ということが疑問になってくる(読めなかったが、ペッパーシャコのエピに一度麻辣ザリガニは研究室に戻っている記述があるようだ。なら、麻辣ザリガニは契約がある可能性が高い)。
また、召喚との関係性もわからない。これは後述する。
契約の内容とは、一体どのようなものだろうか。言ったように、ほとんどが不明である。
実験中ではないだろうかという描写が麻辣ザリガニのエピにある。食霊同士を戦わせる、しかも殺せと命令を下されるものだ。麻辣ザリガニはおかしいと感じ、とっさに逃げようとするが、人間側はそれを恐れていた事態としている。実験そのものは失敗ということで、ためらいなく食霊同士が戦えば成功だと見て取れる。この実験の意味は、食霊の自我が芽生える、または自分の意志を持って人間の命令を拒否することが、失敗だということだろう。これが契約そのものの実験なのか、対堕神兵器の規定実験なのかはわからないが、関係があるだろうとは想像できる。
この実験の結果、契約が例えば絶対に命令に服従するものだったり、人間を絶対に襲わないようにするものだったり、そういったものであれば話は早いのだが、ストーリーを見れば分かるように、おそらく食霊が思えば人間に害意を及ぼせるのである。強制力のあるものは作れなかったということだろうか。
蛇足だが、内容についてメインストにあるもので、おそらくこの設定は削除されたのであろうというものがある。食霊が危機的状況に陥れば御侍のもとに戻ってくる、という自動的な召喚のようなシステムだが、紫陽花イベの水信玄餅の過去や、度々誘拐などの被害も見受けられるため、メインストの記述とは合わない。
また、契約を結んだり切ったりする条件も不明である。いくつかの例を見たいと思う。
食霊、または人間でも契約を切れないのではないかということが、カッサータエピで見受けられる。ウイスキーが一枚噛んでいるため、どこまで本当かはわからないが、かなり強制的に契約を御侍から切られている。かと思えば、黄山毛峰茶とモクセイケーキが旅の先々で料理御侍と気軽に契約を結び、堕神討伐などの協力をしている記述がある。
水信玄餅は契約中に別の人間に契約を迫られている。彼は頷かなかったが、結局は契約を結ばされる。しかし、このときにタイムラグが生じている。水信玄餅が監禁されている間に本来の御侍は死亡している。おそらく、御侍が死んだから、新しい契約が発生したのではないかと思われる。二重契約は不可能ということだろう。契約書に無理やりサインをさせられる、そこに食霊の意志はないようだ。
契約書といえばミネラルオイスターの御侍も、契約書を使い、オイスターを手放すとパスタに約束している。これはエピソード内で、効力があるかどうかも分からない、とあるため、契約書そのものの効力はやはり謎のままであるけれども、オイスターの契約は切れているようだ。
列挙してみたが、ほとんど疑問がループ状態に陥るため、結論は出せない。分かることは、契約は人間側から切れるかもしれないが、食霊側からは不可能ではないかということか。
契約については、不可思議な話がもう一つ。主人公がライスと出会った時、彼女を召喚していないにも関わらず、すでに契約がされている。いつ契約したか、主人公が覚えていないのである。これは妄想なのだが、御侍が死んだ場合契約は自動的に切れる、けれども、食霊が消失しても、同じ御侍に再召喚されればどうだろうか。ライスは学院の実験途中で破棄されている二号実験体だとして、それ以前、もしくは再召喚されたとき、転生する主人公と魂を同じくする御侍と契約しており、もしかしたらその契約が生きている可能性もあるのではないか。
学院で作られた技術であり、料理御侍が食霊ともに戦うために必要不可欠なもの。契約というからにはなにかしらの約束事を交わすのだろうが、一体その内容はどうなっているのか、まったくの不明といっていい。
描写を見ると、御侍が食霊を召喚し契約、契約の存在は食霊は感じ取ることができるようだが、御侍側はわからないようだ。自動的に切れるのは御侍が死亡したとき、契約が切れたと感じられるようだ。
契約が作られた時期は麻辣ザリガニのエピソードで判明している。三一年に技術が完成し、食霊への埋め込みが成功している。契約は後発技術だ。対堕神兵器が創造されたのが二二年であり、九年間契約がない状態で「対堕神兵器」が存在していることになる。その間、麻辣ザリガニは研究室を脱走している。契約がない時点で脱走などもあり、すべての食霊に埋め込まれているのか、ということが疑問になってくる(読めなかったが、ペッパーシャコのエピに一度麻辣ザリガニは研究室に戻っている記述があるようだ。なら、麻辣ザリガニは契約がある可能性が高い)。
また、召喚との関係性もわからない。これは後述する。
契約の内容とは、一体どのようなものだろうか。言ったように、ほとんどが不明である。
実験中ではないだろうかという描写が麻辣ザリガニのエピにある。食霊同士を戦わせる、しかも殺せと命令を下されるものだ。麻辣ザリガニはおかしいと感じ、とっさに逃げようとするが、人間側はそれを恐れていた事態としている。実験そのものは失敗ということで、ためらいなく食霊同士が戦えば成功だと見て取れる。この実験の意味は、食霊の自我が芽生える、または自分の意志を持って人間の命令を拒否することが、失敗だということだろう。これが契約そのものの実験なのか、対堕神兵器の規定実験なのかはわからないが、関係があるだろうとは想像できる。
この実験の結果、契約が例えば絶対に命令に服従するものだったり、人間を絶対に襲わないようにするものだったり、そういったものであれば話は早いのだが、ストーリーを見れば分かるように、おそらく食霊が思えば人間に害意を及ぼせるのである。強制力のあるものは作れなかったということだろうか。
蛇足だが、内容についてメインストにあるもので、おそらくこの設定は削除されたのであろうというものがある。食霊が危機的状況に陥れば御侍のもとに戻ってくる、という自動的な召喚のようなシステムだが、紫陽花イベの水信玄餅の過去や、度々誘拐などの被害も見受けられるため、メインストの記述とは合わない。
また、契約を結んだり切ったりする条件も不明である。いくつかの例を見たいと思う。
食霊、または人間でも契約を切れないのではないかということが、カッサータエピで見受けられる。ウイスキーが一枚噛んでいるため、どこまで本当かはわからないが、かなり強制的に契約を御侍から切られている。かと思えば、黄山毛峰茶とモクセイケーキが旅の先々で料理御侍と気軽に契約を結び、堕神討伐などの協力をしている記述がある。
水信玄餅は契約中に別の人間に契約を迫られている。彼は頷かなかったが、結局は契約を結ばされる。しかし、このときにタイムラグが生じている。水信玄餅が監禁されている間に本来の御侍は死亡している。おそらく、御侍が死んだから、新しい契約が発生したのではないかと思われる。二重契約は不可能ということだろう。契約書に無理やりサインをさせられる、そこに食霊の意志はないようだ。
契約書といえばミネラルオイスターの御侍も、契約書を使い、オイスターを手放すとパスタに約束している。これはエピソード内で、効力があるかどうかも分からない、とあるため、契約書そのものの効力はやはり謎のままであるけれども、オイスターの契約は切れているようだ。
列挙してみたが、ほとんど疑問がループ状態に陥るため、結論は出せない。分かることは、契約は人間側から切れるかもしれないが、食霊側からは不可能ではないかということか。
契約については、不可思議な話がもう一つ。主人公がライスと出会った時、彼女を召喚していないにも関わらず、すでに契約がされている。いつ契約したか、主人公が覚えていないのである。これは妄想なのだが、御侍が死んだ場合契約は自動的に切れる、けれども、食霊が消失しても、同じ御侍に再召喚されればどうだろうか。ライスは学院の実験途中で破棄されている二号実験体だとして、それ以前、もしくは再召喚されたとき、転生する主人公と魂を同じくする御侍と契約しており、もしかしたらその契約が生きている可能性もあるのではないか。
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自意識過剰ゆえ作りたくなかった項目。
盛大なネタバレにより、ほとんど目的を達成していることが判明。エピはよ実装して
名前だけ出ている頃から危ないとしか言いようがない実験をしていたウイスキー。主な実験を挙げる。
実験その一。チーズの御侍の延命のため、ピザから夢の力を供給する。ただし、人間一人を生かし続けるためには莫大な夢の力が常に必要で、堕神のごとく夢の力を喰らい続けなければならない。失敗。
実験その二。エデン遊園地サーカス団の団長の蘇生。実際の方法は不明。生き返りはしたものの怪物と化し、正気をほぼ失う。失敗。
すき焼きエピに、ウイスキーのものかわからないが、表紙に「二匹の旋回している黒い蛇」がある医学書が登場する。不治の病にかかった若葉に希望をもたらしたもの。
ペル子爵邸の実験室。令嬢アンナの蘇生が目的か。
スキン霊縛マリオネットの、ピザの背後の人形のようなもの。モーションから察するに、本体はそちらの方。ピザのエピソードから考えると、延命したいものか、あるいはウイスキーの概念か。遊園地イベの報酬であるから、エデン遊園地で実験が成功した場合の姿か。
一連の行動から、蘇生、延命、あるいは永遠の命といったことが目的か。
定理として、人間は生き返らないようだ(チーズ、ビーフステーキ、ターダッキン)が、ウイスキーは知らないはずがない。執拗に実験を繰り返すのは、つまりなにか目的を達成できる希望はあるのだろうか。
ウイスキーの行動の理由は、急転直下、エピⅤに書いてあったものを有志の翻訳により判明した。ウイスキーが傾倒していたリリアという女性だが、彼女の死により錬金術にのめり込み、死を克服しようとしているようだ。なおリリアはガゼット公爵夫人の名前。ウイスキーエピのリリアと同一人物かは把握しきれなかった。同一人物であった場合、女王リリアの話はオペラの舞台の話そのままなので、妹女王ティナの可能性が高い。
そしてゲーム本編に合流し、ほとんど目的は達成している。リリアは主人公の前世であるということだ。おそらく主人公の魂は烏雲托月により能動的に転生させられているが(ボックス席)、リリアそのものを蘇らせるよりは転生であっても存在が確認されれば、ひとまずよしとしているようだ。
だだ、死そのものの克服も命題に入れているような素振りもあり。本編に合流してしまっているので、これ以上は思考できない。
遊園地組の実装時点ではほとんどわからないだろうが、おそらく世界、もしくは人間のロジックの見本のようなウェッテ先生の行動。実はほとんどメインストから読み取れる話でもある。
盛大なネタバレにより、ほとんど目的を達成していることが判明。エピはよ実装して
名前だけ出ている頃から危ないとしか言いようがない実験をしていたウイスキー。主な実験を挙げる。
実験その一。チーズの御侍の延命のため、ピザから夢の力を供給する。ただし、人間一人を生かし続けるためには莫大な夢の力が常に必要で、堕神のごとく夢の力を喰らい続けなければならない。失敗。
実験その二。エデン遊園地サーカス団の団長の蘇生。実際の方法は不明。生き返りはしたものの怪物と化し、正気をほぼ失う。失敗。
すき焼きエピに、ウイスキーのものかわからないが、表紙に「二匹の旋回している黒い蛇」がある医学書が登場する。不治の病にかかった若葉に希望をもたらしたもの。
ペル子爵邸の実験室。令嬢アンナの蘇生が目的か。
スキン霊縛マリオネットの、ピザの背後の人形のようなもの。モーションから察するに、本体はそちらの方。ピザのエピソードから考えると、延命したいものか、あるいはウイスキーの概念か。遊園地イベの報酬であるから、エデン遊園地で実験が成功した場合の姿か。
一連の行動から、蘇生、延命、あるいは永遠の命といったことが目的か。
定理として、人間は生き返らないようだ(チーズ、ビーフステーキ、ターダッキン)が、ウイスキーは知らないはずがない。執拗に実験を繰り返すのは、つまりなにか目的を達成できる希望はあるのだろうか。
ウイスキーの行動の理由は、急転直下、エピⅤに書いてあったものを有志の翻訳により判明した。ウイスキーが傾倒していたリリアという女性だが、彼女の死により錬金術にのめり込み、死を克服しようとしているようだ。なおリリアはガゼット公爵夫人の名前。ウイスキーエピのリリアと同一人物かは把握しきれなかった。同一人物であった場合、女王リリアの話はオペラの舞台の話そのままなので、妹女王ティナの可能性が高い。
そしてゲーム本編に合流し、ほとんど目的は達成している。リリアは主人公の前世であるということだ。おそらく主人公の魂は烏雲托月により能動的に転生させられているが(ボックス席)、リリアそのものを蘇らせるよりは転生であっても存在が確認されれば、ひとまずよしとしているようだ。
だだ、死そのものの克服も命題に入れているような素振りもあり。本編に合流してしまっているので、これ以上は思考できない。
遊園地組の実装時点ではほとんどわからないだろうが、おそらく世界、もしくは人間のロジックの見本のようなウェッテ先生の行動。実はほとんどメインストから読み取れる話でもある。
(200523 記述を見つけたため、皇室料理人ギルドに統一、修正)
文字通り、料理御侍のギルドである。料理御侍になった人間が登録し、堕神討伐や食材調達などの仕事を斡旋してもらえる。ゲームでならクエストの内容がそれだろう。
登録するだけで安定的に仕事が回ってくるので、身を立てようとする者にはかなりありがたいようだ(ビビンバエピ等)。
文字通り、料理御侍のギルドである。料理御侍になった人間が登録し、堕神討伐や食材調達などの仕事を斡旋してもらえる。ゲームでならクエストの内容がそれだろう。
登録するだけで安定的に仕事が回ってくるので、身を立てようとする者にはかなりありがたいようだ(ビビンバエピ等)。
古くは、五六年にグルイラオに設立された皇室料理人ギルドが、初となるが、食霊を作り出した学院がグルイラオ皇室の出先機関であるのを考えれば妥当であるし、政治的にも意味合いは強いだろう。
その後、すぐさま桜の島支部ができた。桜の島支部は、紫陽花イベと、料理御侍集団がいたことがトックックエピで確認できるため、イコールとする。支部というからには本部があり、五六年ごろにできている大きなギルドはグルイラオのギルドしかない。トックックエピをまるごと信じるなら、桜の島には戦線が出来上がるほどであったのだから、堕神被害は相当なものだったに違いない。なお、桜の島の堕神については各エピでかなりの危険とされているが、時期的に犬神のもので、黎明期の被害は不明。
桜の島支部は、おそらくグルイラオとの国交が途絶えた三〇〇年ごろに撤退したのだろうと思われる。寿司がメインストで、料理御侍は蝉丸一人だけということを言っていたので、蝉丸が島主を継ぐ前後にはすでに料理御侍がいなかったということとしてもいいだろう。それならばどのタイミングで支部はなくなったのか――鎖国の時期が一番妥当と考えた。
その他では、光耀大陸もかなり早い段階でギルドの成立があったようだ(大陸の概要)。
五〇〇年近く経った現在は、料理御侍も増え、ギルドは乱立しているのだろう。
また、堕神が増えてきているため、グルイラオ各地でより防衛を強化するために支部を作り始めた。初のグルイラオ支部がヒレイナに作られ、それが主人公のレストランである。
なお、拠点としてのレストランであり、主人公はギルドの料理御侍ではない。これはユーザーと同じく、他のギルドに登録したり、野良で仕事をしているというところは矛盾しない。グルイラオ支部のギルドマスターはつまりグルイラオ皇室の料理人ギルドのマスターだろう。
その後、すぐさま桜の島支部ができた。桜の島支部は、紫陽花イベと、料理御侍集団がいたことがトックックエピで確認できるため、イコールとする。支部というからには本部があり、五六年ごろにできている大きなギルドはグルイラオのギルドしかない。トックックエピをまるごと信じるなら、桜の島には戦線が出来上がるほどであったのだから、堕神被害は相当なものだったに違いない。なお、桜の島の堕神については各エピでかなりの危険とされているが、時期的に犬神のもので、黎明期の被害は不明。
桜の島支部は、おそらくグルイラオとの国交が途絶えた三〇〇年ごろに撤退したのだろうと思われる。寿司がメインストで、料理御侍は蝉丸一人だけということを言っていたので、蝉丸が島主を継ぐ前後にはすでに料理御侍がいなかったということとしてもいいだろう。それならばどのタイミングで支部はなくなったのか――鎖国の時期が一番妥当と考えた。
その他では、光耀大陸もかなり早い段階でギルドの成立があったようだ(大陸の概要)。
五〇〇年近く経った現在は、料理御侍も増え、ギルドは乱立しているのだろう。
また、堕神が増えてきているため、グルイラオ各地でより防衛を強化するために支部を作り始めた。初のグルイラオ支部がヒレイナに作られ、それが主人公のレストランである。
なお、拠点としてのレストランであり、主人公はギルドの料理御侍ではない。これはユーザーと同じく、他のギルドに登録したり、野良で仕事をしているというところは矛盾しない。グルイラオ支部のギルドマスターはつまりグルイラオ皇室の料理人ギルドのマスターだろう。
ところで、このグルイラオ皇室の料理人ギルドだが、いまいち呼称がはっきりしない。筆者はそのまま皇室料理人のギルドで皇室料理人ギルドと呼んでいたが、実はゲーム内にそれを示す単語はエクレアの召喚ボイスだけである。王家厨師ギルドだが、これは本国資料にも書いてあるので間違いない。けれど、皇室と王家では話が違う。厨師はつまり料理人であるし、誤訳に相当するものだろうが明確な単語が出ていないので表記揺れのまま今回は書かせていただいた。
学院で「創られた」対堕神兵器。この、創られたという単語は大陸概要に見ることができる。また大規模な実験を学院で行った後に食霊が実用化されたのは、麻辣ザリガニ、ライス、ペッパーシャコのエピなどでも確認できる。
この、「創られた」という言葉の意味はなんなのか。
食霊は霊体が本質、身体は模造だという(メインスト)。身体はなにで造られているか、それも不明だが、おそらく物質化しているはずだ。人間よりは頑丈だが、傷を負えば血とともに霊力が流れ、枯渇すれば消失するという。学院が作ったのは身体かと思ったが、クレープなど、実験が終了しているのに新たに召喚されている食霊が多い。ならば、霊体のほうかとも思うが、それにしては不思議な点が多い。
ビビンバエピでは、彼女の御侍が「食物から霊」を召喚できる方法があると聞き、熱心に試みて、ビビンバやテンジャンチゲたちを召喚した。
最近ではマティーニとビールの会話で、食霊に耳の尖った「種族」がいるということが分かった。しかし、おそらくマティーニが言っているのは精霊族――人間の前に栄えた種族で、なぜか彼らが食霊となって召喚されているのだ。
食霊は見れば食霊と分かるらしいのだが、まれに区別出来ないものもいる。ウイスキーとフルーツタルトがそれだが、人間と食霊の両方が見ても彼らが食霊だと最後の最後まで気づかれない。
そのほか、魚のヒレを持つものや動物の耳、尻尾などをもつものがいるが、これはティアラおける料理の特徴が出たものだろう(ビールエピ)。
そして、食霊が元はこの世界のものではないような記述もある。サブストーリーでは、たい焼きが、この世界にやってきて人間が短命だということを知った、ということを発言している。他、確認できる範囲では、紅茶、ビールがエピソードで「この世界では」と、まるで別の世界が存在して、自分たちはそこから来ているような事を言っている。別の世界については後述する。
このように、食霊のどの側面においても一から学院が作ったとは言えない気がする。食霊に関して創ったと言えるのは契約だけではないか。ならば、「食霊」という存在を定義した程度のものかと推測するが、詳しいことはまだ情報が出る可能性があるので結論は待ちたい。
この、「創られた」という言葉の意味はなんなのか。
食霊は霊体が本質、身体は模造だという(メインスト)。身体はなにで造られているか、それも不明だが、おそらく物質化しているはずだ。人間よりは頑丈だが、傷を負えば血とともに霊力が流れ、枯渇すれば消失するという。学院が作ったのは身体かと思ったが、クレープなど、実験が終了しているのに新たに召喚されている食霊が多い。ならば、霊体のほうかとも思うが、それにしては不思議な点が多い。
ビビンバエピでは、彼女の御侍が「食物から霊」を召喚できる方法があると聞き、熱心に試みて、ビビンバやテンジャンチゲたちを召喚した。
最近ではマティーニとビールの会話で、食霊に耳の尖った「種族」がいるということが分かった。しかし、おそらくマティーニが言っているのは精霊族――人間の前に栄えた種族で、なぜか彼らが食霊となって召喚されているのだ。
食霊は見れば食霊と分かるらしいのだが、まれに区別出来ないものもいる。ウイスキーとフルーツタルトがそれだが、人間と食霊の両方が見ても彼らが食霊だと最後の最後まで気づかれない。
そのほか、魚のヒレを持つものや動物の耳、尻尾などをもつものがいるが、これはティアラおける料理の特徴が出たものだろう(ビールエピ)。
そして、食霊が元はこの世界のものではないような記述もある。サブストーリーでは、たい焼きが、この世界にやってきて人間が短命だということを知った、ということを発言している。他、確認できる範囲では、紅茶、ビールがエピソードで「この世界では」と、まるで別の世界が存在して、自分たちはそこから来ているような事を言っている。別の世界については後述する。
このように、食霊のどの側面においても一から学院が作ったとは言えない気がする。食霊に関して創ったと言えるのは契約だけではないか。ならば、「食霊」という存在を定義した程度のものかと推測するが、詳しいことはまだ情報が出る可能性があるので結論は待ちたい。
そもそも食霊という存在はなんなのか、と問うにしても、なかなか情報がない。パスキャスにて、夢の力でできており、食霊は人間の『善』からできて、堕神は『悪』から出来ている、という言があったが、このように堕神と表裏一体である可能性があり、そちらは次項で記述したい。本来なら次項の堕神を先に持ってくるべきだったが、主体は食霊だろうと思ったので先に書かせていただいた。
魔導学院での、食霊実用化に向けての実験から、進化のように四タイプに分かれるのではないかと思う。それぞれエピから読みとるニュアンス以上の論拠はないが、書いておく。
まず、対堕神兵器として生まれた二二年頃の「食霊」。正式に名前は決定されておらず、学院の実験室で被検体とされていた、麻辣ザリガニ、ライス、ペッパーシャコなどがそれに該当する。続いて、契約技術が生まれ、それを埋め込まれつつあった、やはりまだ名前のない「食霊」。五六年、食霊と名付けられた後に召喚された――トックックやビビンバなど。最後に二一六年、一般的に食霊が社会に浸透し始めたころ。
まず、対堕神兵器として生まれた二二年頃の「食霊」。正式に名前は決定されておらず、学院の実験室で被検体とされていた、麻辣ザリガニ、ライス、ペッパーシャコなどがそれに該当する。続いて、契約技術が生まれ、それを埋め込まれつつあった、やはりまだ名前のない「食霊」。五六年、食霊と名付けられた後に召喚された――トックックやビビンバなど。最後に二一六年、一般的に食霊が社会に浸透し始めたころ。
社会的には食霊はどのような存在だろうか。
食霊が生まれてから、段階的に人間の社会で市民権を得ていっているようだ。初期は桜餅、トックックなど、堕神と戦う兵器としての意義が強かったのだろうと伺わせる。だんだんとその存在が一種の褒賞めいたものになっていくのが、フォアグラソテー、パスタエピで分かる。貴族のステータスや、御侍も含めて国の重要な財産ともみなされている。
一般的な、人間の良き隣人となるのは、おそらく三〇〇年以降のことだろう。サタンカフェが人間と食霊の関係を安定させるために奔走したのもこの頃で、食霊の数がかなり増えてきたのではないだろうか。
ローストターキーやシャンパンなど、支配者側になることもある。最初から人間の国で、今なお人間の国であり、王が食霊となるとやはり反発などもあったが、長い目で見ると支配者が長寿で、安定的な政治が行われるというのは安心感もあるようだ。シャンパンにしろローストターキーにしろ、良き食霊であったことも大きな理由の一つだろう。
食霊専門の組織も社会的に認められているようだ。食霊執行機関「ホルスの眼」や、ペリゴール研究所、法王庁もおそらく食霊の集団となるようだが、その名前や権威は人間の社会でも浸透しているようである。ただただ人間に使役される食霊、という図式はメインストーリー時点では皆無なのだろう。
食霊が生まれてから、段階的に人間の社会で市民権を得ていっているようだ。初期は桜餅、トックックなど、堕神と戦う兵器としての意義が強かったのだろうと伺わせる。だんだんとその存在が一種の褒賞めいたものになっていくのが、フォアグラソテー、パスタエピで分かる。貴族のステータスや、御侍も含めて国の重要な財産ともみなされている。
一般的な、人間の良き隣人となるのは、おそらく三〇〇年以降のことだろう。サタンカフェが人間と食霊の関係を安定させるために奔走したのもこの頃で、食霊の数がかなり増えてきたのではないだろうか。
ローストターキーやシャンパンなど、支配者側になることもある。最初から人間の国で、今なお人間の国であり、王が食霊となるとやはり反発などもあったが、長い目で見ると支配者が長寿で、安定的な政治が行われるというのは安心感もあるようだ。シャンパンにしろローストターキーにしろ、良き食霊であったことも大きな理由の一つだろう。
食霊専門の組織も社会的に認められているようだ。食霊執行機関「ホルスの眼」や、ペリゴール研究所、法王庁もおそらく食霊の集団となるようだが、その名前や権威は人間の社会でも浸透しているようである。ただただ人間に使役される食霊、という図式はメインストーリー時点では皆無なのだろう。
かなりの数のストーリーに出ているため、まずは出てきたシナリオを挙げる。
①エピソード……北京ダック/雄黄酒/マルガリータ/臘八粥/白トリュフ
①エピソード……北京ダック/雄黄酒/マルガリータ/臘八粥/白トリュフ
②イベント……スパジェン/天の原照る月/湖畔の小舎/テキーライベ
邪教とは何なのか。申し訳ないが、雄黄酒エピ含め西湖龍井の関係のエピソードは未読のためそちらの情報はほとんど含んでいない。
おそらく一番核心に近づいているのが白トリュフエピだろう。ある堕神を信仰する、宗教的側面が大きい集団だろう。白トリュフエピでは混沌を召喚しようとし、黒トリュフに食い止められたが彼女は堕神と化した。
ついで大きな被害は、北京ダックエピの国をまるごと乗っ取ったことだろう。飢饉などで貧困した国に付け入り、薬や金銭などで民を信徒化、幸福になれると信じさせ儀式で命を失わせたりしている。この間に臘八粥の御侍は彼らにたぶらかされ、薬を使い病人を作り出し神への信仰を邪に説いた。湖畔の小舎では、西湖龍井が昔邪教と思わしき者たちを見たと言っている。人々の願いから見えてくるのは、信徒の暴徒化、疫病や人災など、それらが邪教の者によって引き起こされたということだという。スパジェンはビールが北京ダックと麻辣ザリガニを誘い出す方便だったが、ザリガニが邪教を嫌っているのと言うのは新たな情報だった。光耀大陸にいるのだろう彼が、テリトリーを荒らされることに嫌悪感を覚えているのだろうか。
マルガリータエピとテキーライベはほとんど地続きだ。マルガリータが召喚された村はもともと信仰に篤く、それがゆえに神事の失敗から動揺した村人が邪教の信徒を引き入れた。マルガリータは信仰に迷い、旅に出た先にテキーラと出会う。テキーライベで最初に大怪我を負っていた理由が、マルガリータを利用した者を追いかけて堕神の巣窟に一人で行ったため。同じケースが多数報告されているとクロワッサンが言っているため、つまり邪教だろう。となると、ラムチョップたちが追いかけている者たちは邪教だろうか?しかし前述したとおり手段が一貫していない。
今後、情報が出そうなのが雪餅イベに名前が出た、バター茶の友人の菫糖だろうか。本国でも未実装だが、確認できていないが邪教と関わりが深いようだ。雪餅イベでも、邪教とはなにか関連があるように見える。スノースキン月餅は記憶がないため覚えていないが、邪教と戦い亡くなった彼女の御侍のところに董糖がいた。
おそらく一番核心に近づいているのが白トリュフエピだろう。ある堕神を信仰する、宗教的側面が大きい集団だろう。白トリュフエピでは混沌を召喚しようとし、黒トリュフに食い止められたが彼女は堕神と化した。
ついで大きな被害は、北京ダックエピの国をまるごと乗っ取ったことだろう。飢饉などで貧困した国に付け入り、薬や金銭などで民を信徒化、幸福になれると信じさせ儀式で命を失わせたりしている。この間に臘八粥の御侍は彼らにたぶらかされ、薬を使い病人を作り出し神への信仰を邪に説いた。湖畔の小舎では、西湖龍井が昔邪教と思わしき者たちを見たと言っている。人々の願いから見えてくるのは、信徒の暴徒化、疫病や人災など、それらが邪教の者によって引き起こされたということだという。スパジェンはビールが北京ダックと麻辣ザリガニを誘い出す方便だったが、ザリガニが邪教を嫌っているのと言うのは新たな情報だった。光耀大陸にいるのだろう彼が、テリトリーを荒らされることに嫌悪感を覚えているのだろうか。
マルガリータエピとテキーライベはほとんど地続きだ。マルガリータが召喚された村はもともと信仰に篤く、それがゆえに神事の失敗から動揺した村人が邪教の信徒を引き入れた。マルガリータは信仰に迷い、旅に出た先にテキーラと出会う。テキーライベで最初に大怪我を負っていた理由が、マルガリータを利用した者を追いかけて堕神の巣窟に一人で行ったため。同じケースが多数報告されているとクロワッサンが言っているため、つまり邪教だろう。となると、ラムチョップたちが追いかけている者たちは邪教だろうか?しかし前述したとおり手段が一貫していない。
今後、情報が出そうなのが雪餅イベに名前が出た、バター茶の友人の菫糖だろうか。本国でも未実装だが、確認できていないが邪教と関わりが深いようだ。雪餅イベでも、邪教とはなにか関連があるように見える。スノースキン月餅は記憶がないため覚えていないが、邪教と戦い亡くなった彼女の御侍のところに董糖がいた。